今年の夏休みに、NPO法人「イーランチ」が主催となり、情報モラルやメディアリテラシーが専門の静岡大学教育学部塩田研究室の学生たちがリーダー役を務め、中学生が「ネット依存」について話し合う場をつくりました。静岡市20人の中学生がワークショップを行い、成果物として制作された「ネット依存度チェックアプリ」がこのほど完成し、公開されました。
私もワークショップを拝見させていただきましたが、会場で初めて出会った子どもたちが、最初は少し緊張していたものの段々と打ち解けて、話し合う様子に笑顔がみれるようになりました。参加した子どもたちにとっては、なかなか経験できない貴重な機会になったことでしょう。
このコンテンツは平成25年度文部科学省委託「青少年を取り巻く有害環境対策推進事業」中学生ワークショップ「かしこく使おう!インターネット」で、中学生がネット利用における課題を認識し、状況の改善に結びつけることを目的に取り組んだ成果物です。
スマートフォンの普及により、中高生のネット依存による生活習慣の乱れや体調不良などが社会的問題になっていることから、話し合われたテーマは「ネット依存」。
ワークショップの中で作った「依存をはかる尺度」をアプリ化し、このほど、iOS版、Android版、それぞれが公開されました。
皆さん、中学生が作ったアプリで、親子でネット依存度を試してみてはいかがでしょうか。そして、ぜひ、今一度お子さんと携帯とパソコンの使い方について話し合ってみてください。