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平成20年11月29日開催「平成20年度静岡市PTA連絡協議会総会」
  

 こんにちは静岡市PTA連絡協議会・会長の柴田です。

 本日はお忙しい中「第6回・静岡市PTA大会」にご参加下さいまして誠にありがとうございます。
感謝いたしております。また、静岡市長・小嶋善吉様、静岡市議会議長・城内里様をはじめとする皆様方におかれましては公私共々ご多用中の中、ご来賓としてお見え頂き、誠にありがとうございます。改めて御礼申し上げます。

 さて、現在、私はこの会長職に付きまして2年目になるわけですが、その前は理事職を1年とさらにその前は中田小学校のPTA会長を3年間務めておりました。ですから、皆さんと同じように、中田小学校の役員としてこの大会に出席しておりましたし、又、運営のお手伝いもさせていただいておりました。しかし、当時、私は全くの無知でしたので、この大会がどのような位置づけで行われているのかを知りませんでした。
 本日、ご参加頂いている皆様の中には、私のような無知な方はいらっしゃらないとは思いますが、それでも、あえて、今回、大会資料の中にPTAに関する全国組織図を配布させて頂きました。
ご覧頂いて分かるとおり、PTAの組織は「社団法人日本PTA全国協議会」を頂点とし、全国各ブロックの連絡協議会、そして、都道府県単位の連絡協議会から各市の協議会、そして各小中学校・単位PTAへと繋がっております。

 そして、そういった中で多くの「PTA大会」が開かれています。先週の土曜日、11月22日には磐田市で「静岡県のPTA大会」が行われました。そして、今日11月29日は「静岡市のPTA大会」ということになります。そういった全体像を是非、御理解・御認識頂きたいと思います。

 さて、今なぜこういったお話しをさせて頂いたかと申しますと、最近、こういった連絡協議会から抜けて独自に活動をする学校が出てきているということに危惧を感じているからです。もちろん、各小中学校にはその地域でのそれぞれの御事情があり、PTA活動やその運営には苦慮されておられることでしょう。本日のこの大会にも、いわゆる「動員」ということで、忙しい中、ご参加いただいている方も多数いらっしゃると思います。ご事情はお察しいたします。

 しかし、私は市の会長という立場にあり、県内外を問わず多くの連絡協議会や、単位PTAの実情を知る機会があります。そして、その中で気付くことは現在のこの静岡市のPTA連絡協議会が大変素晴らしい組織であるということです。公立校だけとは言うものの、市内の全ての小中学校が加盟し、多くの情報を共有し、本日の、このような大会を通して、勉強する機会が持てると言うことは本当に素晴らしいことだと思います。そして、この「情報を共有」するということが非常に大切なことだと私は考えております。

 特に最近は「価値観の多様化」といわれて考え方や行動がまちまちです。そうすると学校教育や学校運営にも影響が出てきます。既にご承知の通り、給食費未納の問題やモンスターペアレントの問題は各地区で、あいかわらず続いているようです。これは、親として、大人として、正しいものの見方や価値観が出来ていないということの証拠ではないでしょうか。

 先日、新聞を読んでおりましたら「児童・生徒にトイレ掃除をさせるな!」と言っている親の記事が掲載されておりました。どうやら「衛生的に悪いから」との考えからだそうです。
・ならば、家のトイレはどうするのだろう?
・誰が掃除をするのだろう?
と考えさせられました。

 また、最近では、いとも簡単に、あっさり、学校を休ませる親が増えて来ているといった記事も目にしました。朝学校に電話が入るそうです。保護者からです。
「今日、学校を休ませます・・・。」
「理由は?」と先生が問うと、
「何となく行きたくないらしいので・・・。行きたくないものを無理に行かせる必要は無い、というのが我が家の考え方ですので・・・。」ということだそうです。はたして、本当にこれでいいのでしょうか?
 このようにして育てられれば、近い将来、自分の仕事も同様の理由で安易に休んでしまうようにはならないでしょうか。非常に心配です。
 これらは、まさに「価値観の多様化」という言葉の意味を履き違えているのだと思います。
本当の意味での「価値観の多様化」というのは、一定のルールを守った上での様々な価値観を持つということだと思います。一定のルールを守らずして、「価値観の多様化」はありえないのではないでしょうか?

 また、別に、こんなこともありました。
私は中田本町で空手の道場を開いております。毎日多くの小中学生が稽古にやってきます。稽古中、気合の声が小さかった男の子に、大きな声を出してもらおうと思って、少し離れた場所から「君の住所を教えて下さい?」といいました。すると返事が無いのです。
 その子は、小学4先生です。
 私の質問を聞いて、怪訝な顔をしていました。
 その顔を見て、私が怪訝な顔をしてしまいました。

 よく聞くと、住所を知らないのではなく、「住所」という単語そのものの意味を知らなかったので、返答に困っていたのです。気になったので他の学年にも尋ねてみました。すると、3年生にも数名、2年生にも数名「住所」という単語の意味が理解出来ていない子どもたちがいたのです。30数人の出席者中6〜7人は知らないようでした。学校単位ならもっと増えるかもしれません。逆に1年生でもしっかり意味を理解している子もいました。

 実は、過去にも、これに似た状況がありました。「土踏まず」や「こめかみ」といった単語を知らない3〜4年生がおおぜいいたのです。驚きました。我々が子供の頃なら、親や地域の人やちょっと年上の遊び仲間とのかかわりの中で自然に身に付け覚えられていたことが、今では、そういった繋がりが希薄になり、身に付けられなくなっているのです。そして、こういったことが、現代の家庭教育の現状であり、家庭の教育力が落ちたといわれる所以だと思います。

 さて、今お話したようなことも含め、現在の日本は近年まれに見る教育混迷の時代です。
特に、今年は、大分県での教育委員会汚職という一大事が起きました。子どもたちに「正しい道筋」を指導しなければならない立場の先生が合格点の水増しを行い、「不合格者を合格に、合格者を不合格に」してしまったということです。そして、また、それに伴って、金品を贈るなどの贈収賄が行われたということです。こういった事件のしわ寄せは、結局は、将来の日本を背負う子どもたちへ悪影響として降りかかります。

 先ほどの「語彙不足」の事例なども含めて考えると我々保護者の側にも、また、学校の先生方にも、また、地域や、さらには学校の教育システムにも、問題があるということになるのではないでしょうか。

 テレビを見ていると、政治家の汚職、食品偽造、有名音楽家の詐欺事件などルールを逸脱した大人のニュースばかりが流されている今日この頃です。このようなことで、どうして子どもたちが正しく成長できるでしょうか。
 先週、「子どもたちの問題行動」に関する文部科学省の調査結果が出されました。
その結果、全国の小中高校生による暴力行為の発生件数が、2007年度が過去最多の5万2756件で、前年度に比べ18.2%増に上ったことが分かりました。いじめの認知件数は前年度より減少したとの報告ですが、依然10万件を超え、携帯電話のインターネットサイトなどが関係した「ネットいじめ」などの新しい形態も目立っているようです。これらは表面に出てきた数字ですので実際はもっと多くの数字となるのではないでしょうか?
 小・中・高すべてが過去最多で、特に小学校は前年度に比べ約4割の37.1%も増えたという結果が出ています。
 生活習慣の基本を身に付けなければならない小学生にとって、如何に今の時代が生き難く、間違っているかということが、この結果からも見て取れます。

 今大会のスローガンは、昨年に引き続き、「大人が変われば子どもが変わる、共に成長しよう、PTA活動」とさせていただいております。この言葉通り、我々大人が、是非、過去の規範意識を見直し、精神的に成長し、子どもたちのお手本になるよう、まさに「共に成長」しなければならないと思います。
 よろしくお願い致します。

 さて、最後になりましたがこの場を借りて、2点ご報告をさせていただきます。
 一つ目は、既にご承知頂いておりますとおり、この11月1日から由比町と静岡市が合併しました。これにより私たちのPTA連絡協議会も由比町さんの連絡協議会と一緒に活動することになります。
現在は年度の途中ですので、実際の活動は来年の4月からが正式なスタートとなりますが、今日はこの大会に由比町・各校の役員の皆さんがオブザーバーの立場でご出席いただいております。
ありがとうございます。

 もう一つは、挨拶の冒頭、各地区で数多くのPTA大会が行われているとお話しましたが、実は平成24年度にはこの静岡県で関東ブロックのPTA大会が開催されることが決定いたしました。
県外から2000名とも言われる、多くのPTA関係者がこの静岡に来られます。そして又、県庁所在地であるこの静岡市とその周辺である中部地区がその中心を担わなければなりません。
 そういった近い将来を踏まえ、既に今日は、焼津・大井地区の代表会長様、藤枝・岡部地区の代表会長様、榛原地区の代表会長様なども下見を兼ねて、この静岡市のPTA大会をご覧に来られています。
お忙しい中、ありがとうございます。今日、この会場におられる皆さんの中には、数年先のこの関東ブロック大会に出席される方、または実際にお手伝いいただくことになる方もいらっしゃるかもしれません。多くの子どもたちのために、是非、ご尽力いただきたいと思います。

 さて、長々お話しましたが全ては未来ある子どもたちのためにということです。半日ではございますが、この後もよろしくお願いを申し上げます。

 この日のために準備をしていただいた事務局及び関係各位の皆様にも御礼を申し上げまして、主催者代表の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

平成20年11月29日
静岡市PTA連絡協議会
会長 柴田 自由
平成20年5月11日開催「平成20年度静岡市PTA連絡協議会総会」
  
 皆様、こんにちは。
 昨年度に引き続きまして、平成20年度も会長をお引き受けすることになりました柴田自由です。 宜しくお願いいたします。
 私は大里中学区からの選出となっております。 長女が高校3年生、次女が大里中学校の2年生です。ですからPTAの活動に関われるのも長くて後2年ということになります。

 私がPTAの活動に関わって早いもので、間に1年のブランクがありますが都合10年が経過しました。  最初は長女が小学3年生の時、中田小学校でクラス役員をお引き受けしたことが始まりです。そのときはとても大変に感じ、翌年はご辞退させていただいた経験があります。

 その翌年、再度お声を掛けていただいき、気持ちも新たに本部運営委員の仕事をお引き受けさせていただきました。それから数えて8年が経過したということになります。
 その間には、中田小学校の会長を3年間経験し、この総会にも皆様と同じ立場で参加しておりました。

 当時は、まさかこれほど長くPTAの活動に関わるとも思っていませんでしたし、又自分がこの場に立ち、多くの会長様を前に挨拶するなどということは全く考えておりませんでしたので正直自分自身でも驚いている次第であります。

 PTAの会長というと全くのボランティアであり、夜間の会議は当然ですが、平日の昼間などにも会合があり仕事のやり繰りが大変だと思います。しかし、そんな私を支えてくれたのはある方から頂いた言葉です。 昨年もお話しさせていただいたその言葉をお伝えして、挨拶とさせていただきます。

 その言葉は、
 「多くの人は自分が仕事を選んでいると思っているようですが、本当はその仕事が自分を選んで来てくれているのです。仕事が人を選ぶのです。」といった言葉です。
 この言葉は、はじめての経験や困難に出くわし、右往左往している時に非常に励みになりました。そして、何かあるたびに思い出し、自分の支えにしています。

 確かに、人に何かを頼む場合、その頼みごとの大小に関わらず、決して信用・信頼の無い人には頼まないはずです。ましてや、PTA会長という仕事は職業ではありませんので、本人の希望で就けるものではないはずです。
 今日ここにお集まりの会長様方は、紛れも無く周りの方々から認めてもらって、この職に就かれたのです。
 PTA会長という仕事が皆さんを選んできたわけです。それこそ仕事が人を選んで来てくれたということだと思います。

 ですから、信頼される会長として今年度をしっかり舵取りしていただき、任期をまっとうされ、1年後に周りの方から、より信頼を受け、自分自身も成長したなと感じられるよう努めて頂ければ幸いです。

 学校が多くの子供たちにとってより良くなるように、皆様の力をお貸し下さい。
私自身も全力で取り組みますので、ぜひ宜しくお願い致します。

平成20年5月11日
静岡市PTA連絡協議会
会長 柴田 自由
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